カブトガニって名前は聞いた事があっても実際に見る機会ってそうそう無いですよね。

カニって付くから何か美味しそうだなと思う人もいるかも知れません。

でもカブトガニはシーラカンスやオウムガイと共に『生きた化石』とも言われており、およそ2億年も前から姿を変えず生きてきた鋏角類なんです。

そんなカブトガニですが、近年は注目を浴びています。

普段の生活にカブトガニとの接点があまりありませんが、医療関係では密接な関係があります。

そこでカブトガニの体液と薬の関係を紹介したいと思います。

カブトガニ 体液 薬

カブトガニはどこに居るのか?

カブトガニは『カニ』と名前に付いていますが、甲殻類ではなく鋏角類に分類されます。

鋏角類と言えばクモやサソリなどと同じ仲間になるという事になります。

生息地は北アメリカの東海岸と東南アジアでフィリピンやインドネシアでも見られます。

日本では山口県や北九州近辺で見られ干潟の泥の溜まっている海底に生息しています。

泥の溜まっている所に居ますが、特徴的な体から泥に沈む事はありません。

夏になると産卵期を迎え数ヶ月かけて孵化をし脱皮を繰り返して成体へ変化していきます。

現在は開発が進み生息場所が減少してきた為、ほとんど見る事が出来ず、日本では絶滅危惧種になったり天然記念物に指定してる所もあります。

カブトガニの体液

2億年以上も生きていると言われるカブトガニの血液は青い色をしています。

人間の血液はヘモグロビンに含まれる鉄成分により赤く見えますが、カブトガニの血液には鉄成分ではなくヘモシアニンと言う銅成分が含まれている為、これが青く見えるのです。

このカブトガニを研究していたのが野口英世でアメリカカブトガニの血液の中にレクチンと言う物質が含まれている事を発見しました。

レクチンは細胞を活性化させて有害な細菌などが体内で増える事を防止する役割があると言われています。

その後、カブトガニの青い血の研究が行われる様になりました。

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カブトガニの体液は薬になる?

カブトガニの血液は様々な所で使われています。

医療の分野では内毒素の検出に使われています。

血液から取り出したLALは内毒素があるとLALが反応しゲル状に凝固するので内毒素の存在を知る事ができます。

まだ研究段階ですが、HIVの治療薬としてカブトガニから抽出したタチプレシン、シコン、トウアズキがHIVの増殖を抑制してくれると言われており研究が進められています。

まとめ

カブトガニは普段の生活に直接は関わっていませんが、色々な所で使われています。

これから先の時代はもっと色々な物に使われているかも知れませんね。

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